2014年1月7日火曜日

4K映像の是々非々

皆様、新春あけましておめでとうございます。

今年もすみれ映像舎は我々の理想に向けて頑張っていきます。




といことで、年明け一発目の投稿で4K映像について話をしたいと思います。





ついこの間テレビ放送が地デジ化されました。
フルハイビジョンがどの家庭テレビでも観れる時代(テレビによりますが)になりましたが、現在は更に4K映像の時代となります。



4K映像についてまだご存知ない方は少し、


4K映像とは通常のフルハイビジョンの映像1920:1080より高い画素数の3840:2160以上の高画質映像です。これはフルハイビジョンの4倍にあたる画素数になります。
横幅が4000ピクセルに近いことで、K(キロ)をつけて4K映像と言います。
簡単に言うと今まで以上にものすご〜くキレイな映像と言う事です。




さて、これに伴い業界が動き出しました。

特に力を入れているのが
sonyさん,victorさん,panasonicさん,canonさん。


業務用カメラで40万円代の4Kカメラが購入出来る時代になりました。

家庭用4Kテレビは30万円を切るという情報を耳にしました。



が、


課題は制作者の編集環境です。

SSDでのものすごく重い環境での編集を強いられる事や
モニターを一斉に4Kモニターに切り替える必要あり、
なかなか民間の映像企業が手を出しにくい状態であります。



とはいえそのうち簡単に4Kを扱える時代になるのでしょう。




問題は4K映像がどのように扱われ、役立っていくのかにあります。



まず、ただちに4Kが採用されると考えられるのは映画館です。


もうすでに4Kを扱っている映画館はありますし、これから全ての映画館が4Kを扱う事でしょう。
高画質な映像を大画面で楽しめるので小さな映画館でも迫力ある映像が楽しめるようになります。




次にネットです。


ネットはyoutubeなどが4Kに対応している他、様々な形で4Kを拝見しやすい環境ではあります。
パソコン等はモニターが小さく4Kで映像を観る必要性があまりないとは言えますが、タブレットなどから4Kテレビとミラーリングして4K映像を観る事ができるなど、可能性は様々です。




問題はテレビです。


これからCS放送などが4K放送をはじめ、4K映像の映画等が家庭でも楽しめる事と思います。



地デジは課題が多くまだまだ実現が難しいようです。
それとフルハイビジョンの4倍の画質である4Kの良さがでるのが、50インチ以上のテレビからだと思われ、一般の家庭にはあまり4Kの良さは出ません。



それと
一般の家庭で50インチ以上のテレビがある家庭はどのくらいあるでしょうか?

地デジで4Kに対応したとして50インチ以上の4Kテレビを買おうと思っている人はどれくらいいるでしょうか?

そもそも一般の人がそこまでの高画質を求めているでしょうか?


4Kが発展する鍵となるのはテレビ市場の介入でありますが、以上の不安をかかえる事になります。
テレビ市場へのもっと大きなアプローチがないと、市場を開くには難しいようにかんじます。




以上のように4K映像には大きな期待とは裏腹に不安を感じます。


しかし映像の可能性を広げていくという意味では期待したいと思います。





4Kの普及でもしかしたら様々な場所を映画館にする事が出来るかもしれません。


4Kの普及でもしかしたらテレビの格差社会が始まるかもしれません。


4Kの普及でもしかしたらテレビとネットをつなげる動きとなるかもしれません。






4Kが今後どのように発展していくかをすこし楽しみにしています。





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